家族葬を行った場合の友人・知人へのお知らせ

葬儀後の死亡のお知らせ

家族葬を行った後、友人・知人など、どのくらいの範囲まで、亡くなったことを知らせるかも、決めておきましょう。

死亡のお知らせは手紙かはがきで、なるべく早くお知らせした方がいいでしょう。お知らせには「死亡した日、親族のみで葬儀を行った理由と亡くなったことを知らせなかったことへのお詫び、生前お世話になったことへの感謝」などをつづり、喪主と家族の連名で出します。

お知らせを受けて、弔問を申し出る人も予想されます。その対応をどのようにするかも考えておいた方がいいでしょう。また、「供物・香典」を辞退する場合は、お知らせに記載した方がいいでしょう。

後日、お別れの会を考えているのであれば、その案内も添えるといいでしょう。

お別れの会・しのぶ会

家族葬を行ったあと、故人の友人・知人・お世話になった人などを招いて「お別れの会」を開くこともふえている。

お別れの会は、遺族代表(喪主)が主宰者となり、死後2週間から1カ月後くらいに行うことが多いようです。また、友人・知人が主宰者となって「送る会」や「しのぶ会」などを開くこともあります。この場合は会員制で行われることもあります。

場所は斎場のほか、寺院の会館やホテルの宴会場、レストランなどが多く使われています。

「お別れの会」や「しのぶ会」では、祭壇に遺骨や遺影を飾り、献花などで故人とのお別れの式を行い、その後、食事をしながら故人をしのびます。

まとめ

家族葬の場合は、友人・知人の方は亡くなったことをご存じでない方が多いので、生前、お世話になった感謝を込めてお知らせした方がいいですね。また、一般の葬儀に代わって「お別れの会」「しのぶ会」を執り行うことで友人・知人の方も一つの区切りとしてお別れができるのではないでしょうか。

家族葬のプランニング

予算決めと会場選びが重要である。

家族葬のプランを考えるときに、最初に考えなければならないのが何を優先するかです。

①「身内だけでしずかに過ごせる会場でゆっくりと別れの時間を過ごしたい」「にぎやかなことが好きだったから、好きな音楽をかけて。みんなで酒を飲みながら思い出を語り合いたい」などといった希望であれば、周囲を気にせずに家族葬が行える会場選びが重要になってきます。

家族で静かに過ごしたくても、同時に複数の葬儀が行われるような斎場や、隣の音が聞こえる様な会場では思いどおりの家族葬は実現できません。

②「とにかくお金はかけず簡素に、でも心を込めて送りたい」と考える人もいるでしょう。葬儀社に依頼する前に、どのくらいの費用をかけるかも考えておきます。

予算の総額、費用をかけたい項目、省いていい部分など、希望をしっかり葬儀社に伝えてプランを作成してもらいましょう。

ただ、葬儀のことに不慣れ人も多いと思います。どんなプランがあるのか、だいたいの費用は、費用はあんまりかけたくないなど不安があります。

そんなときに、365日、24時間受付対応をしてくれるネット葬儀社が頼りになります。NHKなど多くのメディアにも紹介されている「よりそうのお葬式」を紹介しているサイトです。また、事前に資料請求を行えば一般的な葬儀の内容などもわかり、いざという時のためにもなります。一度ご覧なってみてはいかがでしょうか。

複数の葬儀社に相談して比較検討を

故人の人生や趣味、仕事などをしのぶことができる写真や愛用の品を祭壇や棺のそばに飾ったり、最後のお別れでは孫たちが手紙を読んだり、子や孫が楽器を演奏したり、時間に追われる一般の葬儀ではできないことも家族葬では可能です。

希望どおりの葬儀を実現するためには葬儀社選びが大事です。できれば数社の葬儀社事前相談をして比較検討し、見積もりを出してもらいましょう。

「家族葬」という名前のプランがついていても、葬儀社によっては解釈に違いがあるので注意が必要です。

トラブルを防ぐために注意しておきたいこと

①葬儀に参列する「家族」の範囲

故人の子、孫などの家族としての最小単位でのみ葬儀を行うのか。その他の親族にも参列してもらうのか。個人とごく親しかった友人には知らせるかなど。

親戚に関しては、参列してもらわない予定でも「亡くなったこと」「どのような家族葬を行うのか」、そして家族葬を行う理由は、葬儀前に伝える方がよいでしょう。

②宗教者を依頼するかどうか

僧侶を依頼しなければ、読経や戒名のお布施の分の費用は抑えられますが、菩提寺がある場合は戒名がないと納骨ができないこともあります。

③香典を受け取るか

親族や親しい人を呼ぶ場合は、供物や香典を受け取るかどうかも決めておきます。受け取らないと決めていても、近い親戚からの香典は断れなかったということも多いようです。

香典を受け取らない場合、葬儀費用の負担が重くなります。

まとめ

家族葬を執り行うための主なポイントです。これらを是非、参考にしてスムーズな家族葬を執り行いましょう。

家族葬を選ぶとき

家族葬の基本は家族中心の小規模な葬儀

最近は、家族や自分の葬儀は「家族葬」で、と考えている人が増えてきました。家族葬は「家族やごく親しい人で見送る小規模な葬儀」といえますが、先にも述べましたがそのスタイルはさまざまです。

子や孫だけのほんとうに身内だけでシンプルに故人を送る葬儀もあれば、親戚やごく親しい人には知らせて数十人で行う家族葬もあります。

また、少人数でも僧侶を依頼して読経をしてもらい、参列者が焼香をする儀式を取り入れ場合も多くあります。宗教的な儀式はいっさい行わない場合もあります。

家族葬を執り行う場合は、どのような葬儀にしたいのか、具体的な希望を葬儀社に伝える必要があります。希望を実現させるためには、できれば生前から具体的なプランを準備しておくことが望ましいでしょう。

故人の社会的な立場や年齢も考慮に入れる

家族葬を選択するにあたっては、「だれの葬儀なのか」ということも大きくかかわってきます。亡くなったのが家族の場合は、故人が家族葬を望んでいたのか、ということも考えに入れたいものです。

自分の葬儀を家族で行ってもらいたい場合は、生前予約をするなど、エンディングノートや文書に書くなどして、残された家族に意志が明確に伝わるようにしておきましょう。

家族葬を反対する家族や親戚が出てきたときにも役立ちます。家族の了承を得ておくことも必要です。たとえば亡くなった人が90代と高齢で、葬儀に参列できる友人・知人も少ないような場合は、家族葬を選んでも問題はないかもしれません。

しかし、亡くなった人がまだ若く、故人との最後の別れを希望する友人・知人がおおくいる場合は、その人々が故人とのお別れができなかったのを残念に思うこともあります。

故人や遺族の思いは大事ですが、故人が生涯をかけて築いてきた社会的なつながりも配慮が必要です。

親戚づきあいへの配慮も必要

家族や親戚の中に、しきたりや形式を重んじる人、立派なお葬式こそ故人のため、と考える人がいるかもしれません。

このような人がいる場合、家族葬に反対される場合もあります。反対を押し切って葬儀を行った結果、その後の親戚づきあいにひびが入ることも考えられます。

また、親戚には知らせずに家族だけで葬儀を行い、終わってから親戚に知らせた結果、「なぜ、知らせなかったのか」と責められるばあいもあり、注意が必要です。

「家族葬」というお葬式は内容がさまざまである。

主な家族葬の内容

ここ数年で「家族葬」という言葉は、全国的にも一般的になりましたが、その内容は、地域や葬儀を執り行う葬儀社などで様々のようです。

少人数の家族葬

例えば10人前後身内だけで費用も抑えてシンプルに行うケースもあれば、参列者の人数こそ少ないものの、従来の葬儀と同様の費用をかけて生花をふんだんに飾ったり、故人の好きだった料理やお酒なども用意したりして、ホームパーティのような葬儀を営むケースもあります。

小規模の葬儀だからといって「費用をかけない葬儀」ではなく、葬儀にかける費用についての考え方も多様です。

身内だけで葬儀を行ったあと、友人や知人を招いて「お別れの会」や「しのぶ会」などを開く場合もあります。

費用を抑えた家族葬

また、従来と同じスタイルの葬儀で、参列者が少数で費用を抑えた葬儀を「家族葬」と呼んでいる葬儀社もあります。

「家族葬」を希望する場合は、どのような葬儀をしたいのか、具体的に考えて葬儀社を選ぶ必要があります。

また、みずからの葬儀を「家族葬」でと願うのであれば、生前にプランを考えて生前契約する方法もあります。

大都市で注目されている「一日葬」と「直葬」

ここ数年大都市などを中心に注目されている、費用をあまりかけない葬儀「一日葬」と「直葬」である。

「一日葬」は、儀式を一日ですませます。亡くなった当日は近親者で故人との別れの時間を持ち、翌日、葬儀、火葬を行います。

「直葬」は、葬儀・告別式などの儀式は行いません。亡くなった当日に故人との別れの時間を過ごす場合もあれば、火葬場の炉の前で故人とのお別れのみをする形もあります。

従来の一般的な通夜・葬儀にするか、別の形をとるか、故人の希望も入れつつ、まずはそこから遺族の話合いが始まる。

 

現在の葬儀の多様化について

アンケート結果でわかる現在のお葬式事情

今のお葬式事情はどうなっているのでしょうか?インターネットで日本消費者協会の「葬儀についてのアンケート調査」がありましたのでまず紹介しましょう。

葬儀についてのアンケート調査(一部)

この調査は平成22年度に、日本消費者協会が全国の消費者を対象に行った葬儀についてのアンケート調査結果です。

質問1、今後の葬儀のあり方について

番 号 質 問 内 容
形式やしきたりにこだわらない自由な葬儀があってよい 57
家族だけの葬儀でよい 49
地域のつながりを大事にすべきなので、しきたりに従うのがよい 10

質問2、自分の葬儀はどのような葬儀にしたいか

番 号 質 問 内 容
費用をかけないでほしい 63
家族だけで送ってほしい 40

葬儀についてのアンケート調査結果でわかったこと

このアンケート結果でわかることは、しきたりや形式に従うより、自由な葬儀、そして費用をかけない家族だけの葬儀でいいと考える人が増えていることがわかります。

これまでは、人が亡くなると親戚はもとより広く関係者に知らせ、通夜・葬儀を行って多くの人で故人を見送る、という形が一般的でした。また、立派な祭壇をしつらえ、盛大な葬儀を営むことが故人のためであり、残された者の務めと考える人が少なからずいました。

ここ十数年で、葬儀の形や葬送感が大きく変わったことがわかると思います。

現在のお葬式事情を反映して増えた「家族葬」

そんな時代の反映を受けて、よく耳にするようになった「家族葬」が増えています。

家族と親しい人だけで送る「家族葬」の増加の理由

家族葬が増えてきた理由には様々な理由が考えられます。まず、日本人の平均寿命が延びたこともその一つと考えられます。それは、高齢で亡くなった場合、弔問客は子供の会社関係など故人を直接知らない人が多くなり、葬儀が形式的になりがちになるのが一つは考えられます。

また、通夜は本来、遺族や近親者など故人と深いかかわりのあった人が集まり、最後のお別れを惜しみ、故人の霊を慰めるためのものでしたが、最近では一般会葬者も昼間に行われる告別式より、通夜に参列することが多くなりました。

葬儀・告別式より、通夜に多くの人が訪れるようになった結果、遺族や近親者が弔問客の対応に追われ、ゆっくり故人との別れを惜しむ時間がとれない状況も少なくありません。

このようなことから、従来の形式やしきたりに従う葬儀を経験して、身内や自分の葬儀は、親しい人だけで、ゆっくり故人とのお別れをと考える人が増えてきた理由により「家族葬」が増えてきたと思われます。