現在の葬儀の多様化について

アンケート結果でわかる現在のお葬式事情

今のお葬式事情はどうなっているのでしょうか?インターネットで日本消費者協会の「葬儀についてのアンケート調査」がありましたのでまず紹介しましょう。

葬儀についてのアンケート調査(一部)

この調査は平成22年度に、日本消費者協会が全国の消費者を対象に行った葬儀についてのアンケート調査結果です。

質問1、今後の葬儀のあり方について

番 号 質 問 内 容
形式やしきたりにこだわらない自由な葬儀があってよい 57
家族だけの葬儀でよい 49
地域のつながりを大事にすべきなので、しきたりに従うのがよい 10

質問2、自分の葬儀はどのような葬儀にしたいか

番 号 質 問 内 容
費用をかけないでほしい 63
家族だけで送ってほしい 40

葬儀についてのアンケート調査結果でわかったこと

このアンケート結果でわかることは、しきたりや形式に従うより、自由な葬儀、そして費用をかけない家族だけの葬儀でいいと考える人が増えていることがわかります。

これまでは、人が亡くなると親戚はもとより広く関係者に知らせ、通夜・葬儀を行って多くの人で故人を見送る、という形が一般的でした。また、立派な祭壇をしつらえ、盛大な葬儀を営むことが故人のためであり、残された者の務めと考える人が少なからずいました。

ここ十数年で、葬儀の形や葬送感が大きく変わったことがわかると思います。

現在のお葬式事情を反映して増えた「家族葬」

そんな時代の反映を受けて、よく耳にするようになった「家族葬」が増えています。

家族と親しい人だけで送る「家族葬」の増加の理由

家族葬が増えてきた理由には様々な理由が考えられます。まず、日本人の平均寿命が延びたこともその一つと考えられます。それは、高齢で亡くなった場合、弔問客は子供の会社関係など故人を直接知らない人が多くなり、葬儀が形式的になりがちになるのが一つは考えられます。

また、通夜は本来、遺族や近親者など故人と深いかかわりのあった人が集まり、最後のお別れを惜しみ、故人の霊を慰めるためのものでしたが、最近では一般会葬者も昼間に行われる告別式より、通夜に参列することが多くなりました。

葬儀・告別式より、通夜に多くの人が訪れるようになった結果、遺族や近親者が弔問客の対応に追われ、ゆっくり故人との別れを惜しむ時間がとれない状況も少なくありません。

このようなことから、従来の形式やしきたりに従う葬儀を経験して、身内や自分の葬儀は、親しい人だけで、ゆっくり故人とのお別れをと考える人が増えてきた理由により「家族葬」が増えてきたと思われます。